デブサミ2014へ行ってきた #devsumi
devsumi 2014
デブサミ2014を見てきたのでメモ。 公式のまとめはこちら: デブサミ2014 講演関連資料まとめ
【13-A-1】クラウドがもたらした多様な破壊と創造(新野淳一/玉川憲/佐俣奈緒子/仲暁子/長谷川秀樹/三村真宗/吉田浩一郎/大石良)
クラウド:
- すぐ、リソース無限、安い、どこでも、自由。
- 個人の成長の場になってる(サーバ、ネットワーク、仮想化、ストレージ、CI、Agile、コミュニティ、勉強会、etc) 会社内だけで最新の知識を得るのはムズカシイ
流行りの言葉:
- DevOps
- ビッグデータ
印象に残ったモノ:
感想:
10年後も大衆の身の回りにあるもの・ことはなんだろう。
Coineyの市場の調査が徹底的になされていて素直に感心してしまった(当たり前なのだろうけど。)。
【13-A-5】成功と失敗の狭間に横たわる2つのマネジメント(中村洋〔DevLOVE関西〕)
slide: http://www.slideshare.net/YohNakamura/developerssummit2014yohhatu
2つのマネジメント:
期待マネジメント
- 話しあう
- 相手に期待していることは?
- 相手から期待されていることは?
- お互いの期待を表明して擦り合わせる
モチベーションマネジメント
- モチベーション:乱高下がある
- 自分で管理する
- 調子を上げるスイッチはなにか
- 共感できてるか
- サーバントリーダーシップ
- 成功体験を増やす
【13-D-6】快適さはWebサービスの生命線!Webアプリのパフォーマンスを最高にするために心がけること(新村信〔アカマイ・テクノロジーズ〕)
- akamaiでインターネットトラフィックの15〜30%を仕切っている
- 2013のトラフィックの最大瞬間風速は21.6Tbps
- コンテンツの転送に時間がかかるとユーザをロストする
- Twitter Bootstrapなどにみるレスポンシブ・ウェブデザインでは、必要以上のコンテンツをクライアントへ送信している
- 各サーバのコンテンツは細々としたチューニングをしていない(する余裕が無い)
- コンテンツの転送をアカマイサーバで高速化するしくみ:
- HTMLを先読みし、コンテンツを先にキャッシュしてクライアントへ送りつける
- 架空のサイトをつくり、クライアントにそこのコンテンツを取りに行かせる(クライアントの同時コネクション数を増やすため)
- 動的に画像の品質を変更する
- 都内、日本国内で使うネットワークはそんなに遅くない
感想:
高速化のしくみは自分が予想していたより派手なやり方をしていて、これって開発している時に予期せぬ動きをしてハマってしまうのではないかと思ってしまった。自分の知識が足りないからそう思うだけで、おそらくそんなことはないのだろう。
【14-A-1】Webの現在過去未来(竹迫良範〔サイボウズ・ラボ〕/和田裕介/宮川達彦)
- IDのネームスペースの問題
- 同じアカウントを他のサービスでも利用したい
- e-mailの失効問題
- e-mail以外での本人確認手段が必要
- OpenID
- プロトコルはしっかり残っていて、知らず知らずのうちにバックグラウンドで使われていることが多い
- Oauth
- IdentificationとAuthorize
- MobileWeb
- Webからネイティブへの流れ
- はじめはネイティブ(iOSなど)の開発者が少なかったからWebだった
- 今はネイティブのメリットを活かせる
- ユーザもネイティブアプリの方を使うみたい
- Webだからできないということもない
- Amazon、iOS
- ユーザがお金を払うしくみ、土壌がある
- 電子書籍
- メールマガジン
- メールにお金を払うのは日本独特
- メールはユニバーサルに使える
- 多くの人が使える
- 夜間飛行にみるあたらしいメールマガジンもでている
- Podcast
- その他
感想:
インターネット上のID(アカウント)はIDなのにIDじゃないっていうのはずっと気になっているけど、なかなかむずかしい問題。 モバイルについては、1、2年前まではHTML5の登場でネイティブよりWebアプリだって言われていたような気がするが、ここでの話はネイティブアプリが有利だよという話で、今となってはなるほどそうかという感じだった。
電子書籍は、せっかくデータで提供できるのに更新しにくいとかそういう話があって残念な感じがしてた。話の中にでてきたgithubから出版までのパイプラインがしっかりできれば個人出版も生きやすくなりそう。
Rebuild.fm Podcastの中の人、宮川さん(@miyagawa)を生で見ることができたので満足です。
【14-C-4】DeNAにおけるゲーム以外の新規事業の立ち上げ方(沖津貴智〔ディー・エヌ・エー〕)
- Scrum
- はじめは忠実に(アナログで)
- 各自が考えて行動できるように
- 開発に対して庶務的なサポータがいる
- 短い単位(日)でのプランニング、振り返り
- リーン
- 検証
- 使う機能、使わない機能の判断
- 全員が各リポジトリを共有している
- 非エンジニアでもgithub&PullRequest
- 対象機種のカバー率よりスピード感
感想:
非エンジニア(デザイナ)もプルリクできるのはすてき。
【14-C-5】モーションセンサーの現状と2014年の予測(中村薫〔Natural Software〕)
slide: http://www.slideshare.net/kaorun55/devicelove
- 3D・モーションセンサ
- 超音波、空気砲で何も無いところに触感を得る
- RICOH THETA + Oculus Riftで場の提供
感想:
THETAとLeapMotionは持ってて遊んではいるけどもなかなか時間を投資できてない今日このごろ。 空気砲を使って感覚を与えるというアイディアは素直におもしろいと感じた。
【14-D-5】iOSアプリケーションの継続的デリバリー~エンタープライズ品質のiOSアプリケーションを目指して~(梅原直樹〔リコー〕)
slide: http://www.slideshare.net/numeha/ios-31199969
となりのセッションを見に行ったので、こちらは後日スライドを拝見させていただきました。
- 価値あるソフトウェアを早く継続的にデリバリーし、お客様を満足させなくてはならない
- プロジェクト開始時にリリースまでのパイプラインを作る
- リリースのリズムを作る
感想:
うちのチームでもこんなふうにできたらいいなぁと。しないとね。
【14-B-6】ソフトウェア工学からコンピューターサイエンスへ - 今後のシステムアーキテクチャーに必要な技術的切り口とその裏側(萩原正義〔日本マイクロソフト〕)
slide: http://www.slideshare.net/MasayoshiHagiwara/dev-summit20140214
感想:
ソフトウェア工学は社会人になってから重要視するようになったが、コンピュータサイエンスもちゃんとやっていかないと生き残れそうにないな、と。
全体
雪でどうなることかと思いましたが、時間の短縮のおかげで最後まで参加できてよかったです。
タイトルと内容があってない講演がちらほらあったように思いました。
デブサミ関係者の方、ありがとうございました。